SPEED

DOME TOUR 1999 REAL LIFE

1999年12月18日・19日 東京ドーム


嗚呼、解散(号泣)!

 ついにこの日がきてしまいました(涙)。
 SPEEDのラストツアー、東京ドーム公演。今回は友人からファンクラブ優先でチケットをとってもらいましたが、その時はまさか解散ツアーになるとは思わなかった・・・ 2DAYSとっておいて良かったなぁ。どうせなら最終日の福岡ドームも買っておくべきだったか!?
 席は2日ともアリーナの前の方で、さすがはファンクラブ優先、今までのどこの公演よりも席はいい。ステージセットは夏のツアーと同じで、真ん中に張り出しの花道があるので、そこにSPEEDが来たときはもうすぐ目の前という感じ。
 東京最終公演ということで、客層には濃いファンも多い。「絵里子命」とか書いてある揃いのジャンパーのヤンキー達とか(笑)。多分、MAXのコンサートとか行くとあんな客がいっぱいいるんでしょうな。


SPEEDの到達点

 そして始まったライブは、夏のツアーとは全く違い、シングル曲中心の内容で、ソロの曲はなし。メドレー形式にするとかアレンジをいじった曲はほとんどなし。唯一、新しいアレンジで演奏したのが“Sophisticated Girl”。この曲は演奏・ダンス・ボーカルとも異常にカッコよかった。間違いなくSPEEDの到達点。多分、このラストツアーはビデオが出ると思うけど、“Sophisticated Girl”のためだけでも買う価値あり。
 バンドのメンバーも夏のツアーと同じで、江口信夫&青木智仁の黄金のリズム・セクション。しかし、またしても多香子ちゃんは青木智仁を「ともきあおひと」と間違えて紹介していた(笑)。


解散だけど、涙はなし

 解散ツアーということで、ファンとしてはステージでの涙を期待してしまうところですが、仁絵がちょっと目に涙を浮かべるシーンがあった程度で、割とカラッとした雰囲気でした。ま、これが最後のライブというわけではないから、しょうがないか。でも、観る方としてはこれが最後だからねぇ。最終日の福岡ではメンバー4人で号泣したらしいから、本当に最後の場に立ち会えなかったことが無念ですなぁ。
 目立ったのは、絵里子のヤル気に満ちた表情。僕はボーカリストとしては寛子の方が好きだけど、今回の絵里子の「歌に生きる!」という気合いに満ちた表情は見ていて本当に気持ちが良かった。私の先入観もあるんだろうけど、寛子は淡々と仕事をこなしている感じ。多香子は相変わらず何を考えているのか分からん(笑)。
 アンコールのラストはファースト・ライブのお台場と同じ“Starting Over 〜 Walk This Way”。バラード調で始まるあの曲が、ゴスペル・コーラスをバックにしたダンス・ビートに変わり、最後の「Walk This Way!」という声で曲が終わった瞬間、私にとってのSPEEDは終わりを告げた。
 そう、「Walk This Way」なんだよ。SPEEDという素晴らしいプロジェクトは、日本国内では最高の成功を収めた。でも、彼女達のアーティストとしての人生はまだ始まったばかり。この道を彼女達はまだ歩き始めたばかりなのだ。無限の可能性を秘めた若き少女達の姿を、これからも見守っていこうじゃないか!

 



Back to Menu

Back to Home