初めて生で観る古内東子ですが、仕事が終わらず最初30分を見逃してしまいました。無念。
会場には意外と男性客多し。OLの恋愛教祖という「新しいユーミン」みたいなイメージが一般的にはありますが、男同士(笑)で来てやたらと踊りまくっている若者もいたりして、幅広い層にアピールしていることが分かります。とはいえ、今回の新潟公演は完売とはならなかったみたいですが。
バンドはDr,B,G,Pf,Key,Cho×2,Horn×3という10人編成。ベースはアルバムのプロデューサーでもある小松秀行、ドラムは渋谷系・クラブ系では大人気の佐野康夫、そしてピアノは中西康晴。小沢健二のバックで素晴らしいピアノを聴かせてくれた中西康晴ですが、古内東子のアルバムでもいいプレイをしています。
小松、佐野はオリジナル・ラブの傑作「風の歌を聴け」でのリズム・セクション。そして中西康晴も木原龍太郎脱退後のオリジナル・ラブのレコーディングに参加しているので、田島抜きのオリジナル・ラブ(笑)と言えなくもない。“Sunny
Side of Original
Love”の頃のオリジナル・ラブが好きな人にはたまらないソウルフルな演奏でした。
やっぱり佐野康夫のドラムはいい。叩いてる姿だけでもカッコ良すぎる。でもPAがボーカル中心のミックスで、演奏があまり前に出てこないのが残念でした。
主役の古内東子については、意外と歌が上手いという印象でした。テレビで観た限りでは「ちょっとライブはやばいんじゃないの?」と思っていたんですが、堂々とした歌いっぷり。ステージ上では結構風格も備えつつある。でも、「いかにも仕事」という全然心のこもっていないMCにはちょっと参ったけど。
ルックスも心配していたよりはずっと良かったです(笑)。