Camp in 朝霧 Jam 07
-It's a beautiful day-

2007年10月6日(土)〜7日(日)
静岡県富士宮市 朝霧アリーナ



10年ぶりに富士山へ

 初体験の朝霧Jam。8月のメタモルフォーゼに続いて、静岡遠征フェスの第2弾です。
 新潟の仲間3人で朝9時に集合し、まずはスーパーでバーベキューの食材やビールを調達。今回は2泊のテント生活なので、大量に食料を買い込んで、クーラーボックスに詰め込みました。
 新潟出発は9時30分。北陸道、上信越道を使って、長野県経由で山梨県へ。思えば、1997年、伝説の第1回フジロックもこのルートで行ったなぁと懐かしく思いました。富士山を見るのも10年ぶり。
 北陸道で事故渋滞にハマったりしたおかげで、静岡県の朝霧高原に到着したのは16時。ライブは14時スタートなので、随分と遅い到着になってしまいました。


テントエリアへの長い道のり

 朝霧Jamの難点は、交通アクセスでしょうか。テント生活をすることを考えると、車での来場が標準なのでしょうが、場内駐車場では全然足りません。場内のチケットを確保できた我々はラッキーでしたが、テント&バーベキューの大荷物を持って場外駐車場からシャトルバスで移動するのはツライだろうなぁ。
 駐車場入口のテントでリストバンドに交換し、いざ、会場へ!

 メインステージとなる「RAINBOW STAGE」は場内駐車場のすぐ近く。ステージ自体は、フジロックのヘブンくらいの大きさですが、すり鉢状にテントが取り囲む光景は圧巻です。ステージの両側には飲食屋台がずらりと並び、音・食・住が一体化(笑)した素晴らしい環境です。
 ただし、このキャンプサイトAではオーバーナイト・キャンプ(2日目の夜のテント泊)ができないので、さらに奥地のサイトBへと向かいます。

 出遅れて到着した我々は、テント・サイトBの一番奥「CARNIVAL STAR」というエリアまで行きました。場内駐車場からここまで歩いて、たっぷり30分。フジロックのオレンジコートよりも遠かったですねぇ。キャンプ道具や食材を持って山道を歩くのはかなり疲れました。
 テントを張ったのは、エリアの中でも一番奥で、これより先には草むらと林しかないという最果ての地(笑)。


TOM MIDDLETON (MOON SHINE STAGE 17:40)

 テントを張り終わって、ビール飲んで一息ついてから、セカンド・ステージの「MOON SHINE STAGE」へ。ステージからは富士山の姿がはっきりと見える最高のシチュエーション。
 プレイしていたのは、白人のテクノDJでした。


ハナレグミ (RAINBOW STAGE 18:20)

 フィッシュマンズのライブでハナレグミが歌うのは何度も観たけど、ハナレグミ本体のライブは初体験です。ギター弾き語りかと思ったら、バンド編成で登場。キーボードはなんと、というか予想通り(笑)クラムボンの原田郁子です。
 この2人が揃えばもしや、と思ったら、演ってくれましたよ、フィッシュマンズのカバー“WALKING IN THE RHYTHM”。去年のフジのフィッシュマンズではUAが歌って、強烈にカッコよかったこの曲ですが、ハナレグミは原曲をかなり解体し、中南米っぽいリズムで演奏していました。フィッシュマンズそのままのアレンジでは芸がないのは分かるけど、なんだかbonobosがカバー(笑)しているみたいなアレンジだったなぁ。


ガンボ風スープライスとすき焼丼

 さすがは富士山の麓、日が沈むと、一気に寒くなってきます。というわけで、体が温まりそうなスープライスを食べましたが、やっぱり寒いので、もう一杯すき焼丼を。「寒さに負けないように食ってエネルギー補給しないとマズイ」というこの感覚、97年のフジロック以来です(笑)。


THE BAYS (RAINBOW STAGE 19:35)

 エレクトロ機材を導入したジャム・バンド4人組。演奏前には「私達の演奏は全て即興です。レコードのリリースは一切しません。ライブはオーディエンスと一緒に作るものです。」という宣言が日本語のアナウンスでありました。
 ジャム・バンドとは言っても、ラップトップからの4つ打ちキックとシンセ・ベースの上で、生ドラムと生ベースが演奏するので、PAスピーカーからの音圧は非常に高い。下手なDJプレイよりも踊らせるパワーがありました。
 ラップトップで動いていたのは、多分Ableton Liveだと思うけど、あのソフトを使うエレクトロニカ系のアーティストはみんな即興演奏なんだから、堂々と宣言するほどの問題ではないような・・・。


グッズ売り場

 オフィシャルのTシャツ売り場はもう品薄だったので、タオルだけ購入。翌日用のTシャツは、岩盤ショップでゲットしました。


寒さとの闘い

 いやー、朝霧高原の夜、寒すぎます。長袖シャツの上にフリースを着て、さらにウィンドブレーカーまで着ているのに、マジで寒い! 皆さん、完全に冬の服装です。

 じっとしていると寒さに耐えられないので、会場内を無駄に歩き回り、ホット・ワインを発見。これ、ホントに体が温まりました。命の恩人です(笑)。


THE CORNELIUS GROUP (RAINBOW STAGE 21:45)

 今年の3月に新潟でツアーを観たばかりだし、映像素材は5年前と変わらないワンパターンだし、ということで、新鮮味は全く無かったコーネリアス。しかし、朝霧では映像を使うアクトが他に無かった(野外フェスでステージ横にスクリーンが無いというのも珍しい)ので、コーネリアスの映像シンクロ・ショーは、あの場ではかなりインパクトがあった。
 あの寒い野外の現場で、映像機器と楽器のセッティングを短時間で終わらせ、リハ無しで映像と同期して生演奏をする、というのはかなりタフな仕事だと思う。当たり前のように高度なショーをこなす姿に、海外ツアーも経験したたくましさを感じました。


深夜のバーベキュー

 コーネリアスのライブが終了したのが23時近く。テントに帰って、炭火を起こして、深夜のバーベキューです。
 ビールと食材はクーラーボックスに入れて持ってきたけど、外にビールを放置しておいても十分冷えているくらい寒かったです。就寝25時。


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